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「バカマツタケ」の人工栽培に成功 味も香りもほぼマツタケ、じゃあなんで「バカ」なの?

2018-04-10 589 閲覧 ✦ AI要約
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見た目はマツタケとほぼ同じ、マツタケよりもマツタケ香が強く食味も同等。実際にマツタケの近縁種でもあり、つまりほぼマツタケな食用キノコ、その名も「バカマツタケ」の人工栽培に成功したと、2018年2月27日に奈良県森林技術センターが発表した。 通常アカマツの根元に生えるマツタケと異なり、やや早い時期に広葉樹の根元に生えるという理由だけで「バカ」と名付けられてしまったというバカマツタケについて、奈良県森林技術センターに詳しく話を聞くことにした。 「バカマツタケ(正式和名)」という文... キーワード:「バカマツタケ」の人工栽培に成功 · 味も香りもほぼマツタケ、じゃあなんで「バカ」なの? · ダイナミック

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見た目はマツタケとほぼ同じ、マツタケよりもマツタケ香が強く食味も同等。実際にマツタケの近縁種でもあり、つまりほぼマツタケな食用キノコ、その名も「バカマツタケ」の人工栽培に成功したと、2018年2月27日に奈良県森林技術センターが発表した。
 
通常アカマツの根元に生えるマツタケと異なり、やや早い時期に広葉樹の根元に生えるという理由だけで「バカ」と名付けられてしまったというバカマツタケについて、奈良県森林技術センターに詳しく話を聞くことにした。
 
 
「バカマツタケ(正式和名)」という文字列のインパクト(画像は奈良県森林技術センターのサイトより) 
 
 
栽培の難しさは全然バカじゃない
そもそもこのバカマツタケ、俗称などではなく正式和名だ。さらに学名も「Tricholoma bakamatsutake(トリコローマ・バカマツタケ)」とされ、学術的にもバカマツタケとして認識されている。3月2日、Jタウンネットの取材に答えた奈良県森林技術センターは、
 
「新種のキノコとして申請した方が日本人だったため、学名もこのような日本語の入った名前になりました」
と答えてくれた。その理由は前述のとおりだ。キノコもまさかバカ呼ばわりされることになるとは思わなかっただろう。
 
ところで、これほどインパクトがある名前で、かつ味も香りもマツタケに匹敵するにも関わらず身の回りで見かけることはあまりないし、食べたという話もあまり聞かないのはなぜだろうか。
 
「生えている地域では食べることもあるようですが、存在を知らずに食べてもいないという地域も多いようです。そもそもあまり知られていないキノコなのです。全国的な調査も行われておらず、全国的な生育状況の詳細はわかっていません」
別に珍しいキノコというわけではなく、九州から本州、北海道まで生育環境が整った広葉樹林では確認されているようだが、全国各地でおいしく食べられているというわけではないようだ。確かに記者も今回の発表によって初めてその存在を知った。キノコに詳しい人や生産者ならともかく、一般的には「ああ、バカマツタケね。おいしいよね」とはならないだろう。
 
そんな名前はすごいがマイナーなキノコの人工栽培研究に、なぜ奈良県森林技術センターが取り組んだのか。今回の研究は、2015年から行われている国立研究開発法人森林研究・整備機構森林総合研究所による「高級菌根性(きんこんせい)きのこの栽培技術」という研究の一環だ。
 
全国各地の研究所で異なるキノコの人工栽培研究に取り組んでおり、同センターの担当がバカマツタケだった。
 
「以前に広葉樹林に生える別のキノコの研究を行っていた際、バカマツタケのデータも蓄積しており、当センターがバカマツタケの人工栽培に取り組むことになりました。かつてバカマツタケの自然発生量を増やすために林の環境を改善するという研究は行われていたようですが、人工的に林で菌を増殖させバカマツタケを発生させるという研究は初めてです」
マツタケの近縁種ということもあり、マツタケ同様に「栽培には生きた植物が必要」「成長条件や生態に不明点が多い」といった課題はあったものの、培地で菌を培養し苗木に密着させて植えることで人工栽培に成功。現在はどのような林が栽培に適しているのか調査を行っている段階だという。
 
「我々は奈良県の研究機関ですので、栽培技術を確立して県内の生産者に技術を普及したいと考え、現在特許も出願しています。国の研究プロジェクトでもあるので、要請があれば他県にも栽培方法を伝えていくつもりです」
ちなみに今回のバカマツタケ研究で得た知見は、マツタケの人工栽培にも応用できる可能性があるという。「今みんながマツタケを安価に食べられるのは、バカマツタケ研究のおかげなんだよ」と説明する日も近いかもしれない。
 

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1菌株資源バンク
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2018-04-10公開日
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